エンジニアとキャリアコンサルタントは話の進め方が異なる!? – とあるエンジニアのキャリアコンサルタント受験記 #2 –

こんにちは、キャリアコンサルタント養成講座に通学中のエンジニア、佐々木愛美です。
前回は私がキャリアコンサルタントを目指すきっかけについて話しました。今回はキャリアコンサルタントの勉強をし始めて気づいた『想像していた仕事とのズレ』についてお話しようと思います。
私が最初に持っていたキャリアコンサルタントのイメージ

私はコンサルタントは『分析・提案する仕事』というイメージを持っていたので、キャリアコンサルタントも現状分析してこうすると良いのではないか?という提案するようなお仕事だと思っていました。
今まで何度かキャリアコンサルタントに相談をしたことがありましたが、その時に提案をされなかったのは私のやりたいことが明確だったので、提案をせずに背中だけ押してくれたのだという理解をしていました。
ロープレ動画を視聴して
キャリアコンサルタント養成講座の通学自体は全10回ですが、通学を受ける前の事前課題があります。

その事前課題の中に『ロープレ動画の視聴』という課題がありました。
ロープレというのはロールプレイングの略で、クライアントを演じてる人に対してキャリアコンサルテイングをすることで、実技の練習をする方法です。課題の動画では最後にスーパーバイザーと呼ばれる指導員からのコメントも入っていました。
課題の中に複数のロープレ動画があったのですが、その中で『この人すごい、話の進め方が上手!』と思う動画がありました。指導員のコメントも高評価に違いない!と思って見たら、すごい低い評価でした。

エンジニアとキャリアコンサルタント、求められる会話が全く異なる
私と指導員の評価が分かれたのは『エンジニアとキャリアコンサルタントでは、求められる話の進め方が全く異なる』というこうことが理由でした。
エンジニアは課題解決をする仕事です。なのでエンジニアの私は『相談者の課題を解決に向けて話を進めている良い会話』という認識をしました。
しかし、キャリアコンサルタントに求められるものは課題解決そのものではありません。キャリアコンサルタントに求められるのは『相談者の自己理解を促し、相談者自身がキャリアに関する意思決定をできるように伴走すること』です。相談者が自分自身に気づいた結果として課題が解決されることはあっても、課題解決それ自体は求められていないんです。指導員は『相談者の自己理解を置いてけぼりにして、課題解決を目指してしまっている』という理由で低評価をした、というわけです。
課題解決を求められる仕事は多いので、その点に戸惑われる受講者や、ロープレで課題解決のクセが出てしまう受講者は多いと、講師の方も話していました。私も戸惑っていて、課題解決を目指さずにどうやって会話を進めればいいのか、養成講座4回目を終えた今もしっくりくる道は見つかっていません。

エンジニアで培った技能がキャリアコンサルタントで役立つこともある
エンジニアとキャリアコンサルタントで求められる話の進め方は全く異なるのですが、エンジニアとして生きてきたことがキャリアコンサルタントを目指すにあたって全く役に立たないかというとそうではありません。
養成講座の中では生徒同士でロープレをして、フィードバックをする、という機会が何回かあります。その中で私が何度かいただいた言葉が『要約して伝えるのが上手い』です。何かやっているつもりがないので不思議に思っていたのですが、最近これがエンジニアとしてやっていることとつながっていることに気づきました。
私はUI実装をメイン領域にしているため、細かい動作についてデザイナーやプロダクトオーナーと認識合わせをする機会が多いです。その時に私がよく使うのが『~~って認識であってますか?』というフレーズ。聞いたことを私の中で解釈して出てくる言葉が相手に伝われば概ね同じ理解をしているといって良いだろうと思ってそう聞き返すようにしていました。

これを『そうなんですか、~~なんですね』と前後の言葉を変えると、キャリアコンサルタントが使う言い換え・伝え返しという技法になるんです。これは相手の話を理解していることを伝える重要な技法になります。エンジニアをする中でずっと使っていて身についている話し方なので、キャリアコンサルタントとして会話する時も意識しなくても会話に出てきてるみたいです。
デザイナーやプロダクトオーナーと認識合わせを重ねてきたことがこんなところで役に立つとは思いませんでした。会話の進め方が全然違うので自分にできるのか非常に不安に思っていたのですが、全く違う会話をしなければならないわけではないことがわかり、少し不安が軽減したような気持ちになりました。
おわり
今回はエンジニアとキャリアコンサルタントの会話の違いと共通点について語ってみました。
エンジニアがキャリアコンサルタントをとるのが難しそうなイメージがあるのは、単純にエンジニアという仕事が会話の経験値が少ないからだと最初は思っていました。課題を通して会話の進め方の違いに気づいてだいぶ頑張らないと厳しいかも!と感じ、ロープレ練習を通して共通点に気づいて頑張ればいけるかも?という気持ちになってきました。エンジニアとして培ってきたヒアリング能力を活かしながら、キャリアコンサルタントとして重要になる気づきを引き出す質問能力も磨いていきたいと思います✨
次回は『ロープレを重ねて、エンジニアのままキャリアコンサルタントをやりたいと強く思った話』です。弊社には既に社内にキャリアコンサルタントが複数いるにも関わらず、『エンジニアがキャリアコンサルタントをやる』ということを応援してくれるのは、エンジニアという職業の特殊性と難しさを理解してくれているからなのだと思います。
次回は3月末頃配信です。次回も読んでいただけたら嬉しいです!

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