【代表ブログ】1期目を終えて

2025年6月30日、HYBRIDWORKS株式会社の1期目が幕を閉じた。2024年7月創業、同年10月から営業を開始し、8カ月で30名の社員規模へ成長。
エンジニア社員数ならびに売上は120%着地で、当初の目標をクリア。一部出資協力いただいている株式会社エージェントグローの河井代表からも太鼓判をいただいた。

2人とも半ズボンでパシャリw
2期目は、売上6倍、社員数2倍以上と高い目標を設定し、既に走り出している。
ここでは、「1年の振り返り」ということで、本当にあった話をエクストリームにまとめてみた。
HYBRIDWORKSに少しでも興味がある方、転職を検討されている方は、最後までチェックしてほしい。
1.エンジニア社員第1号、爆誕!
我々は「誰もがキャリアで何一つ諦めない社会をつくる」というパーパスドリブンなSESスタートアップである。
報酬は高水準だが、それだけが魅力ではない。
『フリーランスの自由さと正社員の安定性を両立し、プロと共にキャリアを実現する』新しいワークスタイルを提供している。
「エンジニアになりたい人を増やし、辞めたい人を減らす」――これは私たちの実体験に根ざした信念であり、パーパスは単なる飾りではない。
求人公開以降たくさんのご応募をいただいたが、目先の給与だけを求める人には刺さらなかったし、ミスマッチも多かった。
創業当初、弊社の最大の強みは”熱量”だった。とにかく、自らの想いを込めたプレゼンを重ね、事業の魅力やビジョンを伝え続けた。
その結果、「なんかだが面白そう」「勢いがある」といったポジティブな印象を持ってくださる方が徐々に増え、志望者の数が少しずつ伸びてきた。
そして営業開始から3週間後の2024年10月23日、初めての入社決定が生まれた。オファー面談の場で、なんと2名の方がその場で内定を承諾してくださるという、予想を超える出来事もあった。
創業から走り続ける中で消耗しかけていた自分のエネルギーを一気にチャージしてくれる、非常に大きな転機となった。
2人は現在HYBRIDWORKSの顔として、最前線で活躍してくれている。

💁♂️多種多様なエンジニアが続々ジョイン中🙋♀️
2.キャリア支援は難しい…
パーソナルトレーナーみたいなキャリア支援
パーパス実現のために力を入れているのがパーソナルキャリア支援である。
国家資格を持つコンサルタントが、エンジニア一人ひとりに寄り添ってキャリア支援をしている。今は社員の半数以上が継続してこの支援を活用していて、もちろん自分自身も現場に立って面談をしている。
「パーソナル」という言葉のとおり、面談の内容も頻度も、エンジニアそれぞれの状況やペースに合わせて決めている。悩みも、置かれている環境も人によって違うから、マニュアル通りにはいかないのが当たり前だ。
メンタルがしんどい人には、まずはじっくり話を聞くカウンセリングを。目標に向かって一歩ずつ進みたい人には、コンサルティングやコーチングを組み合わせる。必要に応じてやり方を柔軟に変えている。
面談の最初には「キャリア支援を受けたい理由」をしっかり確認する。どこを目指すのかを一緒に整理してから、具体的なサポートに入っていく。
面談の頻度も人それぞれ。現場が忙しい人なら3カ月に1回、最短ルートで進みたい人は2週間に1回。今は余裕がないという人も、半年後でも1年後でもいい。すべて自分のタイミングで選べる。
面談時は、お互い”心と脳”にたくさんの汗をかく…💦
実際のキャリア支援事例をご紹介(※社員から許可貰ってます)
【事例1】”自分の強み”を再認識し、自己効力感UP

大手Sierから転職。新しい開発言語や上流工程へ挑戦中。
Yさん:
これまでの経験を振り返り、自分の強みが「関係構築力」であることを改めて認識した。
以前は避けがちだったコミュニケーションも、今は意識的に話題を振るようになり、メンバーとの関係性も深まってきたと感じている。
”現場ではPM、社内ではキャリアコーチ”という役割を目指し、日々取り組んでいる。
【例2】”真なる欲求”を棚卸し、ゴールを明確化

地方で子育てに奮闘しながらAndroidアプリ開発に従事中
Mさん:
部活動や仕事を通じて、自分が「人の輪の中で調整役を果たしてきた」と気づいた。
今後は、女性やママエンジニアが夢やプライベートを諦めずに働ける環境づくりに取り組む。そのために、得意なモバイルアプリだけでなく、Webアプリ開発の知識を身につけ、資格取得などの自己研鑽も進めていく。
キャリアに正解はない。ただ、自分と向き合い続ける時間こそが、次の一歩につながると信じている。
これまで、エンジニア、PM、キャリアアドバイザー、技術勉強会の企画、エンジニアインターンの支援など、エンジニアビジネスに幅広く関わってきた。その経験があるからこそ、さまざまな視点からエンジニアに寄り添える。
もちろん、自分自身も答えが見えなくなる瞬間がある。そのたびに、PERSOLやリクルートのOB、コーチングファームの有識者から学び、常にアップデートを続けている。
キャリア支援を受けたエンジニアが、次は誰かの力になりたいと思える。その循環をつくり、エンジニア同士が自然と支え合える環境を広げていきたい。
いずれは、SES業界全体のキャリア支援の在り方そのものを変えていくつもりだ。
3.『みんなで創る』会社のしくみ
「会社と共に成長できる」スタートアップの醍醐味
20代で会社づくりに関わった経験が、自分の財産になっている。だから、今のメンバーにもその面白さを味わってほしい。
今は30名規模。経営陣とエンジニアの距離が近く、Slackや1on1、ランチで気軽に話せる。
社内制度やイベントも、エンジニアの意見をもとに一緒につくっている。実際、資格報奨金制度も社員の声から数カ月で16個増やし、今は68資格が対象。
動画学習コンテンツを一律導入する話もあった。

たまにする社長1on1。いつもありがとう♪
「ん~…あれば使いますけど、正直youtubeやAIで情報とれちゃいますよ」と社員の声を聞いて撤回。
その代わり、必要なツールや書籍を自由に選んで会社負担で使える仕組みにした。スキルアップ支援も「自分で選べる」スタイルにこだわっていけるとよい。
創業当初から勉強会文化を根付かせたい
エンジニアのスキルアップを後押しするため、勉強会コミュニティも促進している。そこで、景気づけにAI勉強会を開催してみた。
こちらも細かい内容は社員と相談しながら、企画を進めていった。詳しくは、以下【イベントレポート】をチェックしてみてほしい。
🗣️参加者の声
◎今後の開発の機会にも利用できそう
◎他社員の作ったアプリなどが見られてよかった
◎自分にない引き出しが生まれ、とても楽しかった
◎最先端技術を自分で試すのは大変なので、ハンズオン形式で試せるのは助かる
イベントレポートより要約
今後は社員主催の勉強会も開催予定だ。
アウトプットは最強のインプットであり、コミュニケーションに悩むエンジニアの力にもなると信じている。
「今の私に何ができるのかわからない。自信がない」という声も多い。
まずは失敗を怖がらず「自分ができることをGIVEしてみる」姿勢が大切だ。
弊社のコミュニティは失敗を歓迎し、挑戦者にとってあたたかい居場所を目指している。
そして何より、現フェーズでは会社づくりに直接関わり、自分の手で理想の組織をつくる体験ができる。
そんな挑戦と成長のステージを今後も”みんなで”創っていきたい。
4.エンジニアを支える本社機能
「良いキャリアは、良い営業担当との出会い」で決まる

最近すこしずつ増えてきた新SES企業。
『エンジニアが、単価で評価されて、自分で案件を選べる』——高還元の仕組みはだいたい同じモノとして、果たしてどの企業がよいのか。
大事なのは『希望の仕事内容・働き方に、継続して出会える環境』があるかだ。
取引社数が多いこと、商流の浅い案件を多く保有していることは言うまでもない。弊社も大手ファンドとの連携により顧客基盤を確立している。
更には、そのリソースを最大限活用できる腕利きの営業担当がいるかどうかがカギである。
😎「イケてる営業担当」とは
・意図を汲み取る傾聴力と話しやすさ
・法人交渉力に強く、期日や単価など数字にコミット
・体制参画など社内エンジニアを巻き込む人間力
面接時に人事にとしか会えない場合は、「自分を担当する営業ってどんな人ですか?」と確認してみてもいいかもしれない。
弊社は、採用と営業が一気通貫。面接時と入社後の情報連携ミスはない。ただ、”少数精鋭の今だからできる”ってのは大いにある。
要は、「入社はゴールではなくスタートであること」を忘れてはいけない。
HYBRIDWORKSに”田中”あり
弊社は現在「年収アップ、案件100%選択、待機ゼロ」を実現できている。
その要因に、田中さんの存在がある。彼が採用から営業までの全てを統括している。
元々1000名超のHR企業で、営業責任者・人事責任者を歴任した上で、弊社パーパスに共感し入社してくれた。控えめな性格のため、ここでご紹介をしておく。
エンジニアにも、クライアントにも嫌われない「共感の神」で、あらゆるステークスホルダーの潤滑油となってくれている。
彼をフロントに配置してから、様々な成功事例が生まれた。
さまざまなキャリア変革事例
😆キャリア変革事例
・インフラ職から2年弱離れた開発職へ復帰
・フルオンプレからフルクラウド案件へ
・家庭事情、健康事情により完全フルリモ
・ブランク6年のママさんが開発職へ復帰
・熊本、北海道などの地方人材がフルリモ参画
・北海道でPHPからJavaへスキルチェンジ
などなど…
勿論、体制参画(チームでクライアントに貢献すること)で進めるために、エンジニア管理職と細かな調整も必要だ。
日々、協力してくれているエンジニア管理職陣にも心から感謝したい。
ただし、間違いなく、今なら無茶がいえる。「創業メンバー特典」の一つかもしれない。
おもいきりキャリアアップしたい・キャリアチェンジしたい、という求職者の皆さんは、是非、田中さんを困らせに来てほしいw
5.”人”起点の経営
「エンジニアへ高還元」の源は”人重視”の採用
半年で20名以上のエンジニアを採用したが、採用現場では試行錯誤していた。

1期目の社員総会でオンライン記念写真
「技術力×人間力」のバランスをどう評価するかが難しいのだ。
会社として『希望の仕事内容・働き方に、継続して出会える環境』を実現できるかは、エンジニアの協力なくして成り立たない。
弊社は、本社機能を最小にしてコスト削減し、エンジニアに高い還元率を提供するスキームの会社である。
故に、エンジニア一人ひとりが「当たり前のことを当たり前に」こなしていただく必要がある。
例えば
・勤怠/素行不良のクレームで、営業が対応に追われる
・提出物の遅延で、請求や給与計算が全て止まる
このようなトラブルが増えると本社の増員が必要となり、高還元率の維持が難しくなる。結果的に全社員の不利益に。さらに、問題対応に時間を奪われ、キャリア支援などに充てる余力もなくなる。
だからこそ、会社として叶えたい世界観のために、まずは技術力よりも”人間力”を大切にしようと思った。
可能性を追求する”生き様”採用

簡潔にいうと”素直でいいひと”かを見ている。採用するか迷ったときの、人事内での合言葉は「その人のキャリアを応援したいかどうか」だ。
スキルは選考基準に達してないが、その方の”生き様”に掛けてみよう!とチャレンジ採用した例も少なくない。
これまで田中さんとは人材エージェント時代から、自社採用を含めて数千人の求職者を見てきた。数多くの成功体験と失敗体験を通じて培った経験に基づき、自信をもって見極めさせていただいている。
よって、転職回数や学歴といった表面的な情報には重きを置いていない。
余談ではあるが、嬉しいことに、過去に精神疾患でキャリア離脱を経験した方が、弊社入社後は勤怠不良や待機に陥ることなく、現場でパフォーマンスを発揮してくれている。
本人たちに話を聞くと、「案件選択制(特に案件離脱が可能なこと)」や「本社との密なコミュニケーションが取れる環境」が、安心して働ける要因になっているようだ。
人数が多ければ成り立つビジネスではあるが、「スキルがあれば誰でもいい!」と採用してしまうと、本末転倒である
「ひと」×「新たなしくみ」でうまく会社拡大を図っていきたい。
6.新しい会社の在り方
最後に、ビジョン「次の時代のワーカープラットフォームをつくる」についてだ。

会社概要より抜粋
私たちは、「新しい会社のあり方」を追求し続けたいと考えている。
“働く常識”が大きく変化したコロナ禍を経て誕生したスタートアップとして、市場の変化に敏感に反応し、柔軟に姿を変えていきたい。
老舗にも大手にもできないことを、スピード感をもって実現し続ける。
「求職者にとって新しい選択肢となること、面白い選択肢となること」——それこそが、私たちの存在価値だと考えている。
また、制度設計やマネジメントのあり方についても、年功序列、トップダウン型の指示命令、ヒエラルキー構造といった、旧態依然とした日本企業の慣習を刷新していけるとよい。
「フリーランスのような正社員」「コミュニティのような会社」をキーワードに、今後3〜5年で本社移転や新規事業に挑み、止まることなく前進していく。
これからも、私たちの企業活動が、一人でも多くの方の「キャリアを諦めなくてよい」という選択につながることを、心から願っている。——
ということで、長文・乱文にも関わらず最後まで読んでいただきありがとうございました。
2期目もどうぞよろしくお願いいたします。
HYBRIDWORKS代表 柳田
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