SESエンジニアはキャリアアップできない!?
はじめに
SESエンジニアはキャリアアップできないそんな声がよく届きます。本当にそうでしょうか?
PERSOL時代、インターン企画で全国の学校を回っている時のことです。
◎某IT専門学校のキャリセン担当者との会話
柳田「御校の学生さんはどんな会社に就職されるのですか?」
キャリセン「非常に言いにくいのですがSES企業ですね」
柳田「なぜ、ネガティブに捉えていらっしゃるのですか?」
キャリセン「なんとなくキャリアアップができなさそうじゃないですか」
柳田(心の声)「在校生の就職、もっと喜んであげましょうよ!」
やはりIT(SES)業界はイメージが悪いんだなと考えさせられる時間でした。
業界あるあるの「給与が低い、案件が選べない、キャリア支援がない」この3つの課題を解決しにゆく当社。
エンジニアがモチベーション高く働ける報酬制度や案件選択などのしくみを導入するだけでなく、キャリア支援にも力を入れています。
SES業界のキャリア支援の実態
SES企業の80%は30名未満の中小企業。社員のキャリア支援にまで手が回っていないのが現状です。
ほとんどが代表や営業担当が月1回面談できているかどうか。中でも約20%が月1回もエンジニアと面談をしない、いわゆる放置状態でした。
充実したキャリア支援を展開している企業も勿論あります。実態は、確かにキャリア支援を受けずらい環境があるのかもしれません。
キャリアアップできるのか?
結論からいうと、キャリアアップは可能です。(人によって捉え方は様々なので、広義な意味でお答えしています)
技術を磨き単価を上げ1000万を稼ぐ人や、マネジメントを磨きプロジェクトマネージャー職を勝ち取る人もいます。
どこの業界でも、どこの会社でも、結局は自分次第です。ただし、キャリアアップする人の特徴があります。
大きくは2つです。
・自己認知力が高い
・環境に恵まれている
そんな事せずにキャリアアップできるよ!という上位10%の才能型の方もいます。でも私のような凡人型は工夫が必要です。
エンジニアにとって技術力やマネジメント力が最重要。だから最新技術が学べる環境があればいい。おっしゃるとおりです。
ただ、スキル面を支えるソフト面はもっと大事だと思うんです。
自己認知力が高い
まずは、何をするにしても自分を理解することから始まります。これまでの人生を振り返ってみましょう。
自分史(LifeLineシート)を書いてみる
ざっくり私の場合はこんな感じです。
図の通り、生まれてから今までを幸福度合で折れ線グラフ化します。
特に、最高点と最低点にはあなたの価値観やありたい姿が隠れています。これらを整理していくと、だんだん自分の強みや弱みがみえてきます。
そして、目指すゴールや、今やるべき事も考えられるようになります。何より、自分はこうしたい!という意思が芽生えるはずです。
成功=努力×方向性とよく表現されますが、方向性を決めていく作業ですね。
環境に恵まれている
キャリアアップを図りたいのであれば、ロールモデルと働ける環境や、キャリアのプロに相談できる環境が必要です。
前述のとおり自己認知を高め、前向きにキャリアを歩んでいきたいですが、そう簡単にはいきません。
厄介なのは、時代の流れや外部環境の変化に合わせて柔軟にキャリア戦略をピボットしていく必要があること。
これらを最初から自分一人でやっていくのはなかなか難しい。なのでプロに手伝ってもらえるとスムーズです。
優秀なコンサルタントをSES業界へ
当社では、キャリア支援体制に徹底的に拘っています。サッカーでいうと優秀なコーチが在籍しているイメージです。
一部を紹介すると、PMエンジニア、有名Webメガベンチャー人事や、上場IT企業のHRコンサルなど。加えて国家資格保有を契約条件にしています。
IT×HRに知見のあるキャリアコンサルタントをリファラルしています。(私の勧めで国家資格勉強を始めた方も多いですよ)
プロと共に定期的にキャリアの健康診断をしましょう!
最後に
今回のお題である「SESエンジニアはキャリアアップできない」には大きくNo!を叩きつけておきます。
そもそも、全員に平等にチャンスがあり、いつからでも変わることができます。私も一度は26歳で無職になり、キャリアでよみがえった人間です。(もちろん、未だ道半ばです)
意思も大事、そして環境も大事ということで、キャリアアップに悩んでいる方は一度立ち止まって整理してみるとよいかもしれません。
簡単なようで意外とできていないこと。まず、やってみてはどうでしょうか。
当社では、キャリアを上げていきたいITエンジニア、エンジニアのキャリア支援したいキャリアコンサルタントを随時募集しています!
SNSで記事をシェア